第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14 (完)

100円ショップの石粉粘土でのフルスクラッチ『シン・ゴジラ(ゴジラ2016)』制作日記、その14回目にして最終回です。


映画公開の約1カ月前に制作を決心し、コツコツ作業を進めてようやく完成となりました!!


2016年公開『シン・ゴジラ』より、
完全生物 ゴジラ~第四形態~
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(1)
制作期間:2016年7月1日~2016年12月3日

サイズ:約38cm(頭部まで)
全高:52cm(最も高いところが尻尾の先)
奥行:56cm(鼻先~尻尾)
幅:28cm

“完全生物”とは、「シン・ゴジラ」のコンセプトであり、また怪獣にはよくある“巨大蛾怪獣”や“宇宙超怪獣”的な意味で付けてみました。

造形的には、開口と若干の前傾姿勢を意識しつつ、いたってシンプルなポーズとなりました。
塗装は当初熱線を意識した配色にしようと思いましたが、結局通常カラーとなりました。


正面。
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(2)
首が少し前傾気味なので、画像では頭部が大きく見えるかもしれませんが、仕様です(笑)
頭は、ほんの少しだけ左を向いています。



映画公開後しばらくは観に行くことができず、観に行ったところで純粋に映画を楽しんだだけで、造形の参考になりそうな情報をまったく得られなかった私ですが、なんとかネットや雑誌の情報をもとに制作を進めていきました。
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(3)
一番くじのフィギュアや、1号&2号雛形の写真を主な参考にして、自分なりのゴジラにしていきました。
足は完全に一番くじのフィギュアに影響されてしまいました(笑)



頭部を制作していたころはまだ映画公開前で本当に情報が少なく、それでも口を開けた状態にしたかったので、予告編の咆哮シーンや情報が出たばかりのモンスターアーツの写真を参考にしました。
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(4)
制作は、最初に作りたい大きさのゴジラをイメージし、それを紙に描いてサイズの目安とし、それに合わせて頭部から制作していきました。

あとは、イメージ画を無視して頭部にあった胴体を制作していきます。
今回はなんとか想定通りのバランスになってくれたと思います。



横から見るとこんな感じ。
画像が横に長くなりましたが、ご了承ください。
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(5)
奥行を狭めるために、尻尾を無理に上に曲げましたが、若干不自然な形状になってしまいました。
尻尾の背びれ側にもう少しボリュームを持たせればよかったのかな?



問題の尻尾の先は、2号雛形の写真を参考にしましたが、再現は無理と判断し簡単に仕上げました。
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(6)
尻尾の段々になっている形状は、思っていた感じと全然違う仕上がりになってしまいました(汗)
ある程度できた後に気づいたので、手遅れでした(笑)


予告編で熱線を思わせる紫の発光を見た時、ポーズ的に熱線カラーでも良さそうと思っていたのですが、まさか下顎が割れるなんて想像もしていませんでした(泣)
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(7)
普通の状態で熱線を出してくれていたら、紫の塗装のままでも良かったのですが・・・。

とはいえ、熱線を吐くシーンは私的には目から鱗でした。
急速な進化をしていく今回のゴジラ、熱線も黒煙、火炎と段階を踏んで変化するのは面白い発想だなぁと感心してしまいました。
ある意味私には、昭和ゴジラの煙状だった放射熱線が、時代が進むにつれて光線化していくように、それも進化として表現しているのかな?と思ってしまいました。(考えすぎ?)



左右非対称というのも今回のゴジラの特徴。
しかし、意識せずとも自然と造形は左右非対称になっていきました(笑)
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(8)
歯(牙)は、製作段階でかなり折ってしまったので、初期よりだいぶ短くなり、鋭さを失ってしまいました(泣)



遂に完成ということで、ようやく飾り棚にしているメタルラックに置けます!
第7号 『シン・ゴジラ』制作記~その14(9)
スペースを確保し、デスゴジの横に配置。一番くじ版も比較に置いてみました。

角度にもよりますが、身長的にはデスゴジもシンゴジも変わらないのに、そのボリュームためにデスゴジよりも大きく見えます。


最後に、
少ない情報をもとに制作を開始した割には形になったなと思います!
とはいえ、制作を進めるうちに新たに情報を得ることができ、完成度は少なからず上がったと思います。
造形的にも難しく、あのタイミングで一番くじのフィギュアをゲットできて本当に良かったと思います。

結局、ネット頼みの制作になりましたが、雛形の写真が載っているフィギュア王は買っておけばよかったと後悔しています。
やはり、参考資料は大事ですね。

塗装も悩み苦労しました。
赤を下地に、黒をどうやって乗せればいいのかわからず、思い切って塗装したらうまいこといったので良かったです。
思い切らなかったら、ひたすらドライブラシで塗装していたかもしれません・・・。
また、背びれの塗装を変更したために大失敗し、あれはかなりのストレスだったのですが、なんとか完成させることができました。

年内に完成出来てホッとしています(笑)


これにて、今回のフルスクラッチ“ゴジラ(2016)~第四形態”の制作日記は終了です。
制作中、あたたかいコメントも頂きとても励みになりました。ありがとうございました!


次回作はまだ決定していませんが、作りたい怪獣はまだまだあるので、何かしらには挑戦するつもりです。

そんな感じ。


第7号 完
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完成おめでとう御座います!!
じっくりと製作・塗装に専念され、遂に完成しましたね!

当方のシン・ゴジラよりも格段にクオリティーが高くて素晴らしい作品ですね。全体的なボリュームとメリハリが見事ですし、表情や腕・尻尾先等、遥かに禍々しい造形がオリジナルにそっくりです。
悩まれていた塗装に関しましても、シンプルですが落ち着いた渋い重量感に圧倒されています。

フルスクラッチには何処までオリジナルに似せるのかアレンジを加えるのかがいつも問われますが、作り手の自由が利くのもまたフルスクラッチの良さですよね。
以前海洋堂のセンムさんに当方のゴジラを見て頂く機会が有りましたが、「似てて、良く出来てて当たり前の世界。あなたのゴジラを出せるかどうかだよ。」との声を頂いた事が有ります。
今回の様な公開同時製作は資料が出て来ずに苦戦しますが、そんな時こそ自分のシン・ゴジラの見せ所なのかもしれませんね(笑)。

一番大切なのは自作しようと言う作者のモチベーションですから、どんな仕上がりになっても素晴らしいと思います。

今回の製作ではそれが全て証明されていて大変勉強になりました。お互いにまた造形を頑張って製作しましょう!来年度の静岡ホビーショーでお会い出来る様に当方も頑張りたいと思います!

連投、長文大変失礼致しました。

Re: タイトルなし

お世話になります。
いつもコメントありがとうございます!!

ほぼ同時期に、私が少し出遅れる形でスタートしたシン・ゴジラの制作は、やはりというかこちらがだいぶ遅れての完成となりました。とはいえ、制作者ごとに制作の仕方が異なると思うので、時期に差が出るのは当たり前ですね。

フルスクラッチは、制作者の個性が爆発する自由度が高い作品ができるのが魅力なのですが、確かにどこまで似せるのか、アレンジを効かせるのかが悩むところです。
似せるのも大事ですが、あえて強烈なアレンジを加えてみるのも面白いかもしれませんね!

私こそKEI-TASTE MODELINGさんの造形・制作過程を見て勉強させてもらっているようなものなので、いつも感心しっぱなしです。
ぜひまたホビーショーでお会いしたいです!
プロフィール

E.Cザワー

Author:E.Cザワー
イラスト?漫画?を描くことが好き。
見るのも好き(一部作品を除く)
特にキン肉マンが好き。
最近は粘土で怪獣作ってます。
(似顔絵参考:スペースゴジラ)

・好きな漫画:キン肉マン
・好きな作家先生:ゆでたまご、鳥山明、荒木飛呂彦、倉田英之など…
・好きなゲーム:ポケットモンスター
・好きな映画:ゴジラ、ガメラ、天空の城ラピュタ、紅の豚、ジュブナイル
・好きな音楽:サザンオールスターズ、いきものがかり、QUEEN、miwa

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